ありふれたものを写真に撮って練習する

ありふれたものを写真に撮って練習する

ありふれたものを写真に撮って練習する

一般的なイメージとしては

 

写真を撮ることの一般的なイメージとしては、何かの記念とか、旅行とか、特別な時に写すものという感じだろうと思います。シャッターチャンスという言葉もあります。

 

誰しも、珍しいものとか、記念になるもの、撮れたことがうれしいもの。そんな素晴らしい写真を撮りたいと思うものです。でも、そんなチャンスは、そうそうありません。

 

そして、テクニック的にも、普段練習しないで、そのようなシャッターチャンスだけをピンポイントでものにするというのは、極めて困難なことと感じます。
繰り返し撮影することで基本的なテクニックを身に着けておかなければ、いざという時、チャンスがあったとしても、うまく撮影できない危険性があります。

 

浅井慎平さんという写真家の方がいらっしゃいます。

 

その方の作品としては、海辺のきれいな写真とかが印象に残っています。
一世を風靡された写真家さんだったと記憶しています。

 

そのきれいな風景の場所にいたら俺でもそんな写真を撮れるというようなことを言われて、その場所に居ることも才能だと返されていた記事を読んだことがあります。

 

なんだか含蓄があっていい言葉だなと感心していました。

 

でも、結局は、プロとしての腕があるということが大前提だろうと思います。

 

そして、その根本は、ありふれたものを飽きるほど繰り返して撮影することが基本になっていると思います。

 

ちょっと視点を変えて

 

最近、デジカメを買いました。amazonで、型落ちのものですが、それでもかなり高機能で、うれしいものです。いろいろと撮ってみています。

 

傑作を撮りたいというのとは、ちょっと視点を変えて、日常のありふれたものを写真に撮ってみるというのもいいかなと思っています。

 

ひとつには、トレーニングになります。デジカメでしたら、撮影したものをすぐに確認できますので、フィードバックがきいて、修正したり、学んだりできます。

 

そして、もうひとつは、デジタルコンテンツとしての写真。ヘッドバナーとか、アクセントの写真として使えるかもしれません。

 

とにかく沢山の写真を撮って、その中から使えるものを探す。このスタンスにデジカメは最適です。ほぼランニングコストがゼロに近いものですので、あと、必要なのは、情熱と習慣化。それだけと思います。

 

情報としての写真

 

作品としての写真という行き方の他に、情報としての写真とでも言うべき方向性もあるように思います。それは、写真のクオリティよりも、何を撮したのかという部分です

 

テレビドラマ、サスペンスもので、刑事さんが現場の写真とか、あるいは、ホワイトボードに貼り付けてある写真をスマホで撮影したりという場面があったりします。

 

クオリティよりも、その情報を切り取って、保存したり持ち歩いたりできる。
そのメリットは、かなりあると思います。

 

この視点からでしたら、著作権とか肖像権とかもまったく気にする必要がありません。一般に公開せずに自分だけの手元にある資料として活用する。当然、そのような写真でもクオリティが高いに越したことはありませんが。もっともっと情報を切り取り保存するということを考えて、そのスキルを磨いていく必要がありそうです。この分野に関しては、デジカメよりもスマホの方が使いやすいかもしれません。

 

Evernoteで、スマホとパソコンの連動

 

iPhoneアプリで、FE snapというのがあります。スマホで写真を撮るのに特化したEvernote投稿アプリです。これで撮影すると、瞬時にEvernoteに転送されます。
写真にタイトルをつけることも、タグをつけることも、保存するノートブックを指定することもできます。

 

そして、パソコンからEvernote上に入ってしまえば、そのノートに文字を追加したり、他に使いまわしたりもできます。また、Evernote上の写真をドラッグして、デスクトップにドロップすれば、写真自体も取り出して、使いまわせます。情報としての写真という意味では、かなり使える連携だろうと思います。

 

記憶の宮殿的な使い方

 

自分の身の回りの物を撮りまくって、地図を作るというのもいいかもしれません。そして、その地図を記憶するのに利用します。

 

いわゆる記憶の宮殿という方法です。これを利用して、その風景に合わせて記憶するものをからめていくというようなものです。

 

例えば、日常の通学路とか通勤路。
家を出てから、近くの郵便ポストとか、警察署とか、順番に思い出しやすいものをリストアップしておきます。

 

そして、それをイメージ付けるように写真を撮っておきます。
頭の中で考えているよりも写真で残して鮮明にしておいた方が忘れずにすみます。
なんといっても、この方法のキモは、もととなる宮殿をしっかりと記憶しているということが前提になりますので。

 

大きな模造紙にイラストで地図を作って、その上にプリントした写真を貼り付けて、それを壁に貼ってしっかりと記憶していくのがいいと思います。

 

このあたりは、まだ、構想の段階ですので、実践してみて、また、再検討してみようかと考えています。

 

毎日、撮影することがスタートライン

 

いずれにしても、毎日、デジカメをケースから出して、シャッターを押すこと。
これを繰り返すことがスタートラインであることはまちがいありません。

 

普段、全然カメラにさわりもしないのに、いざ撮影した名人というのはありえないと思います。

 

好きで好きで毎日写真を撮りまくっているという人が結局一番上手になれると信じています。

 

 

 

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