依存ということ

依存ということ

依存ということ

依存にも色々とありますが

 

一口に依存と言っても色々な状況があると思います。お酒とか、タバコとか、ギャンブルとか、異性との交友であるとか。およそ世の中にあるものの大半に常習性があり、それを繰り返さずにはいられない状況になってしまったら、それは、依存症であると思われます。

 

そして、これがある程度の範囲内であれば、社会的問題になることもないのですが、一線を超えるとけっこう厄介なことになりかねません。その一線とは、個人的には、健康とお金なのではないかと思います。

 

健康に関して

 

これは、主に食べたり飲んだりするなど、体に物が入ることに関してです。タバコは、百害あって一利なしですが、お酒は、適量であればなんの問題もなく、むしろストレス解消など推奨される場面もあります。ですが、これが過量になると自体は変わってきます。

 

タバコは、肺癌になるリスクが高まりますし、また、肺気腫という病気の原因となることもあります。昔読んだ本に、うさぎの耳にコールタールを塗って、発癌の実験をしていたという記載がありましたが。タバコのニコチン、タールも同様の化学物質をもっともデリケートな臓器の一つである肺の呼吸をする袋の部分に塗りたくっているのと同じなのですから。もちろん新陳代謝とか、異物の排除に生体は向かいますが、常習的に同じことを繰り返していては、間に合いません。肺気腫も同様な化学物質による影響だろうと思います。

 

アルコールも過量となり、アルコール依存症にまで至ってしまうと、肝硬変になることもあります。ここまでいくと、肝臓癌の発症リスクが極端に高まりますし、また、食道静脈瘤を併発し、吐血したり、腹水が貯留したり。最悪は、肝不全となり、肝性脳症で、意識障害に至ることもあります。

 

また、どこかで読んだ記事に、コーヒーやタバコなどの嗜好品を飲んだり、吸ったりして、気持ちがスッキリしたり、落ち着いたりするのは、それに対する依存からというようなことが書かれていました。すなわち、依存がすでにあって、落ち着かなかったり、ストレスを感じてイライラするのは、それの禁断症状の可能性がある。そして、それらを摂取することによって、その禁断症状が緩和されるためにそのように気持ちが落ち着くというような論調でした。

 

まあ、すべてを鵜呑みにすることもできないと思いますが。でも、それまで自分の中に無かった発想でしたので、とても参考になり、腑に落ちた感じも受けました。

 

お金の問題

 

大抵の依存を来すような物は、お金がかかります。特にギャンブルとか、異性交友、買い物依存などは、際限がありません。そして、借金を繰り返したりすることにもつながります。

 

借金は、利息がかかりますので、複利効果が出て、よけい危機的状況が加速します。うろ覚えですが、確かアインシュタインが人類最大の発明と呼んだのが福利ではなかったかと。

 

普通は、お金を増やす段階で、利息も元本に上乗せして資金を増やしていくことに関しての認識だと思いますが。これが逆に借金に適用されることになると、加速度的に借金が膨らんでいきます。この状況まで行くと、個人の問題だけではなく、家族や友人、親戚などにも影響を及ぼすことにもなります。

 

対策としては

 

根本的な対策法は、無いと思われます。個人の考え方、生き方の問題でもありますので。

 

精神的なカウンセリングなどが必要なのだろうと思いますが。おそらくは、そのあたりは、整備されていない領域だろうと思います。また、本人が自覚して、はじめてそこに相談することができるといったたぐいですので、最初からその気がなければ、そもそも意味をもちません。

 

とりあえず周囲としては、金銭的な問題に対する対処が対応する時に大切なポイントになるのではないかと思います。まあ、これが一番むずかしいところでもあるのですが。理屈の上では、想定される必要なお金を上回る金銭的プールがあれば、許容範囲内で済ませることができるということでもあります。

 

周囲に居たとしたら、ちょっとは考えてみる必要もありそうに思います。

 

 

 

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