過去の出来事を記録に残す
時代の記録
歴史に関しての本とか報道などで、その時代の実際の生活などを物価とか、様々な市井の人々の記録から推測するというような場面があります。その時代では当たり前のことであまり価値がないように思えても、年月が経つと、貴重な資料になるということです。
意識して、色々なことを記録しておくというのは、それなりに意味があることに感じます。特別な人間でない者が記録しておく。むしろ、一般人であるがゆえに、その時代を反映しているという側面があると思われます。
リアルタイムと想起
記録を考えたときに、リアルタイムに記録する方法と、過去を思い出して記録に残す方法があります。前者は、一番ラクで、正確に記録できます。今、まさにこの時なのですから、曖昧なところは調べることもできます。でも、自分に取っての過去のこととなると微妙な部分もあります。
確かに生きていた時代なので、経験はあります。でも、記憶は変質していることもあります。いわゆる思い違いということです。そして、何よりも、すぐに思い出すことが出来ないことが大部分です。
日常のちょっとした時に、ふと過去のことを思い出す。それは、音楽によってだったり、匂いだったり、人の話からだったり。その時に記録に残さないと、すぐに忘れてしまいます。
過去を思い出したときに、その時を失せずに記録する。これだけを習慣化するだけで、かなりの過去を記録に残すことができます。
常に小さなメモ帳とボールペンを持って歩き、思い出した時に、メモをする。単語ひとつでもメモがあれば、そこから記憶を蘇らせることができます。メモがないと、すぐにまた忘却の彼方に消えてしまいます。そして、ディーテールの確認は、今は、ネットがありますので、少しは力になってもらえるかもしれません。
過去の記録を残すと言っても、そう大げさに考えることはありません。日々、メモ帳を片手に浮かんだことや記録しておいた方がいいかなと思ったことをメモしておいて、それを折に触れて見ながら文章化していく。この繰り返しで十分です。新聞や雑誌の記者の方が記事を書く方法に似ているかもしれません。あるいは、警察の方が、捜査の過程で手帳にメモを残して、後日文章で報告するとか。
形から入るのもやる気につながることもありますので、そのようなシーンを思い浮かべながら習慣化していくのが良いと思われます。
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