霊的ないくつかの経験
霊的なというか
幽霊というかお化けというか。霊的なものを信じているというよりも、なんとなく感じるものがあるなという程度なのですが。
それでも、時々、ちょっと普通ではないかもしれないという経験をすることがあります。
金縛り
昔、金縛りにあったことがあります。一人で和室に寝ていた時のことですが。なんとなく胸のあたりに重苦しい感じを覚えました。足の方の左側ふすまの間から、何かが近づいてくる気配がありました。気配があったというのは、目が開かなかったからですが。
体は動かせる感じがしません。目だけでも開けようと力を入れてみましたが、開きません。もっともすごく嫌な感じがしましたので、目が開いて、万が一何かが見えてしまったとしたら、気が狂ってしまうかもしれない、そんな恐怖もありました。でも、開こうとして開きませんでした。
そのうちにその気配が左足の先の方からこちらに近づいてきて、左足から体を上がってきて、胸のあたりに来て、そこから顔の上を回って、右半身を上から下にたどり、そして、最終的には、また、左足の先の方に行って、ふすまの間から出ていきました。体の上と言っても、直接触れるのではなく50cm以上離れてという感じです。
そして、出ていったと思えた瞬間に目を開くことができました。体も動くようになりました。
もう一人いた?
妻と京都のお寺を巡っていた時のことです。あるところで、仏像か何かの周りを廊下が囲む形であって、そこを一周して、全体を見るというようなところだったと思います。
列に並んで、拝観料を払って、パンフレットをもらって、一周しました。何事もなかったのですが、最後に手元のパンフレットをみると三部ありました。また、拝観料も三人分払っている勘定になっていました。
受付の女性は、ぼったり、冗談をしかけるような雰囲気の人ではありません。もう一人、普通に見えたのかもしれません。
父が亡くなった時に
最後は、うちの母親のことなのですが。
うちの父親が亡くなった時に、後から言った言葉が。
最後に女の人の声で、
おやすみ、おやすみ、おやすみ
と言っていたよね。
病院のサービスかと思った。
いや、そんなことは聞こえなかったし、そんなサービス聞いてこともない。
そして、水枕していたんだけど、少し水がこぼれていて、濡れていたので、看護師さんに替えてもらったんだけど。
最初は、さっきと同じ声で
つめたい、つめたい、つめたい
と言っていたけど。
その後、取り替えてもらったら
よかった、よかった、よかった
と言っていた。
母親は、認知症もなく、冗談を言うような人ではありません。やはり何かが居たのだろうと思います。
以前読んだ小林秀雄さんの講演の記録の文章で、UFOは存在するか否かという文章があって。UFOが存在するというのは、非科学的と言う人がいるけれども、UFOは存在しないと証明できない以上、存在するかもしれないと考えるのが科学的であるというようなことが述べられていました。
なるほどなと、腑に落ちたものです。
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