英語を本気で学ぶ(モノマネから入る)
テレビを見ていると
俳優の福士蒼汰さんが、テレビで流暢な英語のスピーチをされていました。
どのように勉強しているのかとのアナウンサーの問いに、海外留学経験は無く、感情をこめて英語で話すトレーニングをしているとコメントされていました。
なんだか目から鱗が落ちるような感覚を覚えます。
実際に英語を話せるようになるには、現実に会話するように話さなければならない。当たり前といえば当たり前です。
外国人っぽく話すのが恥ずかしいとか感じている場合ではありません。
以前、イーデス・ハンソンさんが、日本語を覚えるのに、人形かなにかに向かって話しかけていたというのをどこかで読んだ記憶があります。
また、シュリーマンも多くの言語を覚えるのに、バイトを雇って、自分が話すのを聞いてもらっていたというのを読んだ記憶もあります。
それもその言語を話せる人ではなくて、まったく知らない人。すなわち誰でもいいということになります。
誰かに向かって話しかけるというそのこと自体に意味があるということでしょう。
小さな子どもが言葉を覚えるのと同じように、たどたどしい段階を経ないでいきなり本番では、無理がありますので、リハーサルを繰り返す必要がある。
つまりは、そういうことなのだろうと思います。
ただただ、文章を丸暗記する。それだけでは不十分で、抑揚、イントネーションも含めて、リアルに話すのを真似る。それだけでも面白く感じることができそうです。
ただ、最初から人前でやると、特に、日本人の前でやると、まるでおそ松くんのイヤミのようになってしまいそうです。
ミーは、おフランス帰りザンス。といったような感じで。
トレーニングは、それこそ人形にでも向かって、個人的に、密やかにやる。それでいいのかもしれません。
ポイントは、英語を勉強するという感じではなくて、お手本のコピーをする。モノマネでその人になりきる。そのあたりかもしれません。
テレビでモノマネの特集番組とかをよくやっていますが。
歌手などのモノマネをそっくりに歌うことが出来るのなら、英語のネイティブの方がしゃべるのもそっくりにコピー出来るのではないかと思います。
しかも、その人だと分かる寸分たがわぬレベルまで真似る必要はありませんので、ハードルはより低いと思います。
それは、英語の教則本でもいいですし、映画のワンシーンでもいいと思います。
そして、発音とかイントネーションは、頭で考えている単語の連続とはかけ離れていて、一連の流れで決まっている感じなので、これは、一種の方言と考えれば素直に受け入れることができるかもしれません。
この単語の羅列は、このように略してしゃべるとか、こうやってつながって変化するようになっているとか。
方言なのですから、そこに意味を考えても無駄です。ただただ、その音のまま受け入れるだけだろうと思います。
そして、それは一朝一夕では、マスターできません。
一時だけ長時間がんばっても無理です。
人間の脳は、一つのことを覚えるのに、続けては受け付けなくなるみたいです。
一度やって、しばらく間を空けてまたやってみる。その繰り返しによってマスターに至ります。
間に睡眠が入るのも記憶の整理や定着には意義があるようです。
感覚としては、繰り返し、繰り返し、入り浸るというところでしょうか。
おそらくテレビのコマーシャルは、その人間の仕組をうまく分析して作られていると思います。
テレビコマーシャルのように繰り返す。
例えとしては、悪くないと思います。
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