お金を使うことの全能感
欲しいものは手に入れたときに
欲しい物があるというのは、ある意味健全なことでもあり、また、モチベーションや楽しみにつながるという部分もあります。
本来、望ましいものです。また、資本主義の世の中なので、この物欲を刺激するようにあの手この手が画策されます。
欲しいと思ったものをすぐに買うことができる経済力がすでにあるなら、問題は、起きません。
しかし、お金が足りないということから、様々な問題が出てきます。
お金というもの
お金に関して考えるときに、物を買うというポジティブな部分から考えると、けっこう楽しいものでもあり、気持ち的にも余裕があります。
でも、一度、返済という局面になると、事態は一変します。
ローンも含めて、借金には、必ず期限が決められた返済がついてきます。
その期日に間に合うようにお金を作ることができないとしたら、かなりの恐怖を感じることになります。
依存から脱する
お金を使うということには、ある種の全能感みたいなものも伴っていると思います。
物が欲しいというよりも、お金を使うという行為を楽しみたいという部分です。
そして、それは、依存性のあるものです。
極端な例では、同じ本を二冊買ってしまうということもあげられると思います。
同じ本なのですから、本来は、買うということに楽しみを感じられるはずはありません。
持っているのを知らなかったとしても、買う前に探してみるとかできる可能性もあります。
そうでなくても、すでに買ったものに興味が持てなくなって放置しているということではありそうです。
必要なものと判断したものを買うのに躊躇する必要はまったくありません。
そうではなくて、時間つぶしとか、なんとなくお金を使いたい衝動とかの部分で思いとどまって、その依存から脱することが必要と思います。
そして、それができれば、今よりも、ずっと楽にお金を貯めていくことができるのではないかと思います。