ディスコグラフィーと年表
音楽を調べたり、色々と知りたいと思ったり、まとめていくなど考えた時に、役に立つのは、ディスコグラフィーと年表だろうと思います。
それぞれ、主観は極力排除されて、事実のみで構成されるという性格上、資料として貴重でもあると思います。
もちろん、それに感想など主観が加わることによって、色々と楽しみが広がるのでしょうけれども。
それでも、やはり、基礎資料として、一番最初に整備すべきところは、この二点だろうと思います。
まずは、個人的なノートや電子テキストで、まとめていく。
オタクとしては、自分だけの世界で情報を蓄積していくというのが第一歩だろうと思います。
ルーズリーフノートに万年筆で情報をまとめていく。
万年筆のにじみとか裏写りを考えて、それらの問題のないマルマンのルーズリーフノートにしてみようかと考えています。
植草甚一さんの著作に、ディスコグラフィーのことが書かれてあって、そこに 誰かに見せびらかしたくなっているというのは、すでに飽き始めていることだというようなことがあります。
すなわち、趣味というのは、ストイックで、自分の中で完結していく類ということなのでしょう。
膨大な資料を集めて、自分なりにまとめていく。
そこからピックアップして、メタノート的なものを作り上げていく。
そして、そのノートを眺めながら、夜中にゆったりと音楽にひたる。
優雅な趣味と思います。
自己満足と言われればそれまでですが。
でも、他の人を満足させる必要もなく、自分にとっては、自分しかないわけですから、それが満足するのであれば、十分ということでもあると思います。
ディスコグラフィーや年表を作る上で、最初から完成形を目指さないということが、実は、一番大切な点だろうと思います。
最初から完璧を期しすぎると、息切れがして嫌になってしまいかねません。
とりあえずでも、仮に数行であったとしても、それは、無駄にはなりません。
時間をかけて育て上げていけば良いのですから。
たとえ、数年の経過であったとしても、前回までに書いた部分を土台として、その上に積み上げていきます。
年表だけでしたら、こと音楽に限定しなくても、好きな映画に関してとか、作家に関してなども面白いと思います。
たたき台がなければ、なかなか進められませんので、まずは、どこからでも書き始める。
それが肝心と思います。
また、周辺資料としては、インタビューなども貴重です。
まずは、ネットで集められるだけ集めてみる。それが英語の記事であったなら翻訳してみる。
そのほかにも歌詞を研究してみるとか、ギターコードを探してみるなどなど。
興味の対象はいくらでもありそうです。
一つずつ極めて行って、自分だけの世界を作り上げていくというのは、かなり楽しい作業になると思います。
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