カセットテープを見直す
すでにカセットテープは、過去の遺物となっていますが
ある程度の年齢以上になると、カセットテープには、お世話になった記憶があると思います。でも、時代は移り変わり。DAT、MD、CD-R、メモリプレイヤー、スマホなど、いろいろと音楽を聴くためのメディアが変わってきています。また、録音機としての側面では、ICレコーダーとか、スマホが主流かもしれません。
カセットテープには、時代は変わってきていても、あえて使ってみたいという不思議な魅力を感じるところもあります。趣味の部分の心をくすぐるものがあります。カセットのレーベルをパソコンのソフトを使って作ったりもしていました。カセットの全面にアーティストの写真を貼り付けたり、曲目を記載したり、センス一つでけっこう楽しめる世界でもありました。
パソコンで言えば、NECの98の時代です。Windowsが普及する前のMS-DOSの頃。
気軽に録音再生できるという側面
ラジカセも、変遷があり、すでにカセットテープの録音再生ができるラジカセは、オークションとかでしか入手できなくなっています。先日も、量販店に行って探してみて、全然見つかりませんでした。
そんな絶滅危惧種ですが、CDとカセットテープが聴けるラジカセは、コンパクトでそれさえあれば完結できるという意味では貴重かもしれません。
CDラジカセが一台あれば、けっこう音楽を楽しめると思います。C-60のテープでしたら、片面30分です。30分間の録音をしておけば、BGMとして30分間使えます。
CDから好きな音楽を録音しておく。そして、BGMとして流す。もちろん音質は劣化しますが、独特の味わいがあると思います。ちょうど、メロトロンという楽器のように。
メロトロンというのは、いろいろな楽器や人の声をテープに録音して、鍵盤のキーを押すと、それを再生するという仕組みの楽器です。発売当初は、オーケストラが失業するとか、話題になっていたみたいですが。結果としては、どんなものをサンプリングしても、メロトロンそのものという独自の音になっていました。プログレというロックのジャンルでは、とても愛好者が多い人気の高い楽器です。
ラジカセも、カセットテープもうまく探せば、格安で入手できると思います。趣味としては、穴場なのではないかと思います。
昔、レコパルというFMの番組表とオーディオに関しての記事が載っている雑誌がありました。
オーディオの方は、錚々たるコンポが紹介されている一方で、ある方が、ガレージで作業をするのに聴くとSONYの1万円前後くらいの小さなラジカセを紹介されていたのが、やたらと印象に残っています。
それ以来、ラジカセと言えば、そのイメージがよみがえります。
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