マスターしたい本を目につくところに転がしておく
いつも先延ばしにしていること
仕事に関することで、切羽詰まって、学ばなければならないことは、日常的に参考図書や参考文献にあたって調べて解決したりします。これをやらなければ、仕事になりませんので、ごく自然なことと誰もが認識しています。
しかし、泥縄だけではなく、本質を掴みたいと基本になる教科書的な本を読み込んでいくことを考えると、短時間では無理ですので、時間をかけて取組むことになります。
そして、それを継続することが面倒になって、ついつい先延ばしになってしまいます。
偶然への期待と場所での記憶
マスターしたい本があるのなら、日常、自宅あるいは職場の目につくところに転がしておくというのも1つかと思います。ちょっとしたスキマの時間に手にとってパラパラとめくる。それだけでも、得られる情報はあります。
それを一年続ければ、かなりの部分をマスターできる可能性が広がります。
狙って、それに当てる時間を工面してという一般的な勉強方法に比べると偶然にたよる部分が多い、一見不確実な方法に感じます。けれどもゼロはいくら足してもゼロですが、1とか0.5であっても、積み重なると大きな数字になります。何よりも、心理的に楽な方法なので、これを試すことにしてみようかと考えています。
そして、マスターしたら、それをしまってしまうのではなくて、その後も置いておく。そして、パラパラとながめてみることを繰り返してみるのもいいと思います。一旦マスターしたものの記憶を維持するのに要する労力は、かなり少なくてすみますので、それを放棄してしまうのは、もったいないと思います。
あと、場所での記憶という側面もあります。その本が置いてある場所とか、あるいは、その一部を読んで記憶した時の周りの環境とか状況とか、いろいろなノイズが記憶の補助になる可能性もあるように思われます。
仕事に限らず、例えば、プログラミングの本なんかも読んでいくというのは、役に立ちそうに感じます。
一気に一冊を1-2日で読んでしまうというのは、なかなか大変なことです。
でも、一日1-2ページでも読んで、毎日続けていると、半年もあれば、ひとりでに読み終えていることに気づきます。
とにかく読み始めなければ、内容を把握することはできないわけですから、まずは、一歩目を強制的に踏み出してみるというのは、必要なことと感じます。
目次と行ったり来たりしながら
本を読み進める時に意識した方がいいと思われることは、目次を意識していくということだろうと思います。
目次と本文を行ったり来たりしながら進めると、本文を読んでいる時に迷子にならなくてすみます。
今、どこを学んでいるのかが明らかになります。
記憶に残すのに糸口になる可能性もあります。
何度同じ所を読んでもいいので、繰り返すというのがいいと思います。
まえがきを何度も読んでも意味がありませんので、一ページ目からではなくて、読みたいところから読む。そして、いつのまにか全体を網羅している。
これが一つの理想と思います。
学生の頃、参考書を沢山買い込んで、どれも最初のまえがきくらいしか読まないで積んでいました。
当然のことながら、まえがきだけを100冊読んでも、何も身につきません。
社会人になってからは、トピックスから攻めるということを意識しています。
仕事で直面した事柄があったら、一冊の本のそれに関連するところだけを読みます。
いわゆる調べ読みみたいな感じです。
これを虫食い状に繰り返していくと、大体のところが把握出来てきます。いつしか全体を網羅しているそんな状況になります。
そして、かなりの部分を読めたと感じた時に、初めて最初から通読する。
これで腑に落ちてくる部分があると思います。
まえがきを読むよりも本文のキモを読む方が、よっぽど良いと思います。
よくアメリカの学生が分厚い本をかかえて歩いているところがテレビの映像などで描写されることがあります。
そのような分厚い書物をよく読めるなと考えてしまいますが、逆に常に持ち歩くから、読み進めることができるということなのかもしれません。
持ち歩く必要はありませんので、場所を決めて、読んでおきたい本をセッティングしておく。
これは、ぜひともやっておくべきことと思います。
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